「地下室を造る時の注意点は？」「地下室のメリットは？」このような疑問をお持ちの方はいるのではないでしょうか。
注文住宅で地下室を造るとなると少し不安ですよね。
今回は、宇都宮市の方に注文住宅で地下室を造るメリットと注意点について解説します。

□注文住宅で地下室を造る時の注意点について

＊地下室を造る時の気を付けるポイントについて

・湿度調整と日当たりの確保
地下室では湿度が高くなりやすく日当たりが悪くなるので、地下室を快適な空間にすることが大事で、快適な空間にしてくれるのがドライエリアです。
ドライエリアとは、地面を掘り下げた空間のことを指し、地下室の内部に造られるのではなく建物の外壁から取り囲むように掘り下げて造られるスペースのことで、空堀りとも呼ばれています。
ドライエリアを造ることで、自然の光や空気が入り込むようになり、暗いというイメージを払拭できます。
・避難経路の確保
地下室からの避難経路は1階から地下室に出入りする階段だけです。
火事や地震が起こった場合、避難経路が途絶えてしまうためとても危険です。
しかし、地下室にドライエリアとのドアを設置することで解決できます。
・ドライエリアを設ける場合は雨水対策が必要
地下室にドライエリアを設ける場合は、ゲリラ豪雨などの大量の雨で水が溜まらないようにする必要があります。
排水対策として、ドライエリアの手すり(コンクリート)をある程度の高さに上げておく方法があります。
建てる前であれば、住む家の地域の洪水が起きた際の予想される水位をハザードマップで確認しましょう。

□地下室を造るメリットについて

＊地下室の4つのメリット

・部屋が増える
地下室を造ることで、家の面積と部屋の数が増えます。
・地震の揺れが軽減され、地震に強い家になる
地下室は地面に埋まっているため、地震が起こった際、地面と一緒に揺れます。
この時に地下室の壁に接している地盤がばねのように作用し揺れを軽減してくれます。
・音が漏れにくくなる
地下室は壁や床など耐久性を考慮して造られているため、防音室のような性能を兼ね備えています。
そのため地下室の内部から外部には音が漏れにくく、反対の外部から内部にも音が入りにくくなっています。
・省エネ空間になる
地下室は夏場、外気の気温に比べて3から10度低いです。
また、冬場は外気の気温に比べ、7から10度高いです。
そのため、地下室はエアコンなどの活用が必要最低限で済むので、省エネ空間になるでしょう。

□まとめ

今回は、地下室を造るメリットと注意点について解説しましたが、地下室は外部からの視線や騒音を気にしなくて良い、良いプライベート空間になるでしょう。
地下室は、趣味に没頭する部屋、シアタールーム、子どもの遊び場などのさまざまな活用方法があるので、興味がある方は検討してみても良いのではないでしょうか。