「注文住宅に吹き抜けを設置したいが、失敗しないかどうか不安」
吹き抜けはおしゃれな雰囲気を演出できるため、新築に取り入れたい方も多いですが、このように吹き抜けで後悔や失敗をしないか不安をお持ちの方もいらっしゃいます。
今回は、吹き抜けでよくある失敗例と、失敗しないためのポイントについて解説します。
□注文住宅の吹き抜けでよくある失敗例
吹き抜けに対してなんとなく失敗しそうという不安はあっても、具体的にどのような失敗があるのかまではなかなかイメージできませんよね。
失敗例について具体的に知っておくことで、同じような失敗を未然に防げます。
よくある失敗例の1つ目は、暖かい空気が上昇してしまう対策ができていないことです。
何も対策をせずに吹き抜けを設けたため、寒い冬に暖房をつけても暖かい空気が上昇してしまい、なかなか部屋が暖まらないという失敗です。
すると、常に暖房をフル稼働しなければならなくなり、電気代の負担も大きくなってしまいます。
2つ目は、音が伝わりやすいという失敗例です。
吹き抜けは1階部分の天井をなくし、1階と2階をつなぐ構造になるので、音が伝わりやすくなってしまいます。
思春期のお子様にとっては、プライバシーが確保できずにストレスになるかもしれません。
また、家族によって生活リズムがバラバラの場合は、夜寝ているときに帰宅する音などが伝わってくると睡眠の妨げになってしまいます。
3つ目は、天井に湿気が溜まることでその部分だけ劣化が進んでしまったという失敗例です。
天井部分に溜まった暖かい空気が急激に冷えることで、湿気がクロスにつきます。
その湿気が原因でクロスにカビが生じ、劣化の原因となるのです。
□失敗しないためのポイントについて
ここまで、よくある失敗について解説しました。
これらの失敗を避けるためのポイントを見ていきましょう。
1つ目は、寒さ対策をすることです。
暖かい空気は上に昇ってしまうので、足元から温める床暖房や、上に昇った空気を下ろすシーリングファンを取り入れて寒さ対策することをおすすめします。
2つ目は、吹き抜けの音が気にならない間取りにすることです。
音が伝わりやすいことを考慮して、吹き抜け部分から一番遠い場所に寝室を設けると良いでしょう。
また、防音壁や遮音カーテンを取り入れることで、音をシャットアウトできます。
3つ目は、湿気対策として断熱性を高めることです。
急激な温度変化が湿気の原因となります。
家の断熱性を高めることで、急激な温度変化を防ぎ、暖かさを維持してくれます。
また、空気が冷えやすい北側に吹き抜けの設置を避けることもポイントです。
□まとめ
今回は、小山市で注文住宅をお考えの方に向けて、吹き抜けについて解説しました。
具体的な失敗例と失敗を未然に防ぐためのポイントについて把握しておくことで、新築する前に対策を施せます。
今回の情報を活用し、吹き抜けのある素敵な生活を実現させましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。