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■ 2023/01/22

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

勾配天井の平屋はおしゃれ!新築で後悔しないためのポイントとは?

目次

勾配天井の住宅を見かけたことはありますか。最近、特に平屋の住宅では、勾配天井の人気が高まっています。勾配天井には、たくさんのメリットがあり、そのひとつひとつが住宅をより魅力的にするのです。では勾配天井の魅力とはどのようなものなのでしょうか。また、注意すべきデメリットはあるのでしょうか。

今回は、いま勾配天井が気になっている方に向けて、勾配天井のメリットとデメリットをご紹介します。ぜひ新築を建てる際のデザインのヒントにしてみてください。

◻︎勾配天井とは

勾配天井の「勾配」は「斜め」という意味です。その意味の通り、天井が斜めになっている天井を勾配天井といいます。屋根裏をつくらず、屋根の形をそのまま天井にしているので、その分高さがあるのが特徴です。一般に普及しているフラットな天井と比べると、その差がよく分かります。新築に勾配天井を採用する理由でいちばん大きいのも、高さを出せることでしょう。

◻︎勾配天井の平屋

勾配天井を採用するのにおすすめの家が、平屋づくりの住宅です。最近は勾配天井の平屋も人気になり、モデルハウスも増えています。

日本の一般的な戸建ての天井の高さは、平均2.2m〜2.4m。対して平屋の勾配天井なら、地域で設ける屋根の高さの上限を考慮しても、高ければ5mほどの屋根が実現できます。一部屋に対する天井の高さなので、二階建て、三階建てよりもゆとりを持った空間づくりができるのは、大きな魅力のひとつです。

勾配天井の特徴である高さですが、横に空間が広がっている平屋と縦に高さを出せる勾配天井は非常に相性がよく、勾配天井のメリットを最大限に活かせます。縦横のバランスを綺麗に保てるのが、勾配天井の平屋の良いところです。

◻︎平屋に勾配天井を採用するメリット

*空間を広く見せる

住宅に余白があればあるほど、ゆったり広々とした空間に見せられます。高さのある勾配天井と奥行きのある平屋は、視界が四方に抜けるため、室内に一気に開放感を持たせられるのです。また開放的な部屋は、余白による高級感も演出できます。少し狭めの土地でも、高さがあれば家を広く見せられます。そのため、土地の予算を抑えるのにも効果的です。

*採光に優れている

天井を高くすると、当然光が入る面積が大きくなります。また、壁に高さがあるので、普段より高いところに窓を設置できます。高所に窓を設けることで、直接陽光を取り入れるのではなく、間接的に部屋に明るさを生み出せるのです。昼は電気をつけなくても家の中に明かりが差すので、電気代の節約にもなります。

高いところに窓があると人の目が気になる心配もありません。プライベートな空間を守りつつ、柔らかい雰囲気を部屋にもたらしてくれるのも、勾配天井の一つのメリットです。

*空気が循環しやすい

室内の窓の高さにメリハリがあるので、入ってきた空気により室内の空気が上昇し換気扇がなくても自然に換気してくれます。特に夏は、熱が上に抜けるので、快適な温度に保ち爽やかな空気を取り入れてくれます。これは天井が高い住宅ならではのメリットです。

換気扇を取り付けなくても簡単に空気が入れ替わるので、こちらも電気代の節約につながります。いつでも新鮮な空気を取り入れてくれる家というのは、このご時世にはありがたいですよね。

◻︎勾配天井のデメリット

ここまで勾配天井のたくさんの魅力をお伝えしましたが、もちろん勾配天井にも避けられないデメリットがあります。

*初期費用が高い

勾配天井を採用すると、コスト面の問題はどうしても避けられません。

・天井が高いので足場を組むのにも費用がかかる

・角度がある分、天井の面積が通常より大きい

・天井がインテリアになるので、素材にこだわった結果コストアップ

・勾配天井に対応した照明が少ない

などの理由から、通常より費用が多くかかってしまう場合があります。予算と照らし合わせて、予算内で勾配天井を取り入れることが可能かどうか検討しましょう。高さや素材など、条件によって費用もかなり変わってくるので、何を優先するのか、お金をかける優先順位を家族で明確にしておくと安心です。

*メンテナンスが大変

当然ですが、天井が高いと、照明のほこりを払うのにも苦労します。脚立で手が届けばいいですが、それでも届かない場合は、はしごを使ったり、わざわざ業者を呼んだりしなければいけません。窓も高いところにあるので、掃除も簡単ではありません。見た目のデザイン性を優先しすぎると維持管理が大変になってしまうことも頭に入れておきましょう。

*防寒対策が必要

天井が高いと、どうしても暖房が効きづらくなってしまいます。冷たい空気と暖かい空気では暖かい空気の方が上にのぼるため、足元が冷えてしまうのです。極端に寒さに弱い方は、足下から温めてくれる床暖房を採用したり、天井の空気を循環してくれるシーリングファンを取り入れたりと、勾配天井での寒さ対策が必要になります。

これらのデメリットを軽視して、メリットや魅力にのみ着目して勾配天井を採用すると、住み始めてから後悔することになるかもしれません。住み心地の良さは快適に暮らしていくためにとても大切ですので、デメリットを軽視して後悔することのないように、次のご紹介するポイントを抑えて平屋づくりをしましょう。

◻︎後悔しないためのポイント

*1.窓を明り取り窓にする

手の届かない窓のサッシは、掃除しようにも難しいものです。そこで、FIX窓のような開閉できない窓をおすすめします。はめ込んだだけの窓はサッシがなく、完全に明り取りのためだけに設けられます。掃除も表面だけで済むので、その分手間が大きく減るのです。また、FIX窓にすることで気密性を高められるので、冷暖房の効果が上がります。

*2.シーリングファンを取り付ける

先ほども少しご紹介しましたが、シーリングファンは、天井に取り付ける形の換気扇のこと。最近ではおしゃれなデザインが多く種類も豊富なので、内装の雰囲気に合ったものを選べます。上に滞った空気を循環させてくれるシーリングファンは暖房の効果を倍以上に高めてくれるため、寒さ対策になり、電気代も削減できる可能性があります。勾配天井だけでなく、吹き抜けなどの高さのある住宅でも最近、採用されることが多くなりました。

*3.高さにこだわる

必要以上の高さがあると、照明の交換ひとつとっても大変な労力を要します。むやみに高低差をつけるのではなく、住む人に合った高さの天井を採用しましょう。ちなみに、一般的には3m以上の高さがあると開放的に見えるとされています。また、勾配の具合が緩やかになるだけで屋根の面積は小さくなるのです。そういった小さなこだわりが、コストの削減に繋がり、メンテナンスのハードルを下げてくれます。

デメリットにも対策する術はあります。勾配天井の採用を決める際は、上記のポイントを意識してみてください。

◻︎まとめ

今回は、勾配天井の平屋ならではの魅力とデメリットの解決策について、ご紹介しました。屋根裏を設けず直接屋根を天井の形にしている勾配天井は、いくつものメリットがあります。開放感や高級感の演出、採光性、換気のしやすさがその代表です。一方でコストがかかることや、メンテナンスの大変さなどがデメリットに挙がりましたが、それらを覆す魅力が勾配天井には存在します。

当社のホームページにも、勾配天井の施工事例を公開しています。気になった方は、ぜひ一度施工事例をご覧ください。当社はお客様がお望みの住宅を提供しています。高級感、開放感、ホテルライクなど、お客様の理想にお応えします。宇都宮市・栃木市・小山市周辺で新築を考えている方は、お気軽に当社までご相談ください。

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