Pagetop

メガメニュー を閉じる

Staff blogスタッフブログ

■ 2018/05/28

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

宇都宮を探ってみよう!

目次

宇都宮と言えば餃子の街ですが正直なところ、ほかには何があるのかよく知らないという人も多いのではないでしょうか?   過密じゃないってステキなこと   宇都宮の人口はどのくらいかご存知ですか? およそ52万人、北 … “宇都宮を探ってみよう!” の続きを読む

宇都宮と言えば餃子の街ですが正直なところ、ほかには何があるのかよく知らないという人も多いのではないでしょうか?

 

過密じゃないってステキなこと

 

宇都宮の人口はどのくらいかご存知ですか? およそ52万人、北関東最大です。首都圏にある都市の中でも10番目に多い人口です。それにもかかわらず人口密度は低い! “田舎だから……”そんな風に考えることはありません。なぜならそれはステキなことだからです。宇都宮市は1㎢あたり1300人ほど。住みやすい街ランキングの常連、横浜市はその7倍ほどにもなるのです。東京都もおよそ6倍ですから人が多いはずです。これだけでも恵まれていると思いませんか?

 

福祉に厚い街

 

人口52万人の宇都宮市は国の大都市制度では中核市に指定されています。中核市というのは人口20万人以上の都市が申請できるもので、宇都宮市は1996年に中核市の指定を受けています。これにより福祉にまつわる事業の権限を県から移譲されているのです。全国で問題になっている空き家対策に助成金が出たり、骨髄移植ドナー助成金などいろいろな取り組みをしています。住民には心強いですね。

 

水質に自信アリ

 

いっぽう、水道料金は全国比で見てもけっこう高め。これまで数々の町と合併を繰り返して拡張してきた宇都宮市はその都度発生する水道整備費用をすべて負担していたのでその影響と思われますが、市内を流れる川では鮎が泳ぐなど水質には恵まれているといえるでしょう。奈坪台(なつぼだい)ゆうすい公園もあり、澄んだ清らかな流れを実感できます。飲料水もおいしいですよ。

 

川があるところには文明が発生するものですが、ごたぶんに漏れず宇都宮市も姿川流域に縄文時代の大集落遺跡、根古谷台(ねごやだい)遺跡があります。別称を聖山(せいざん)公園遺跡と言い、国の史跡に指定されています。うつのみや遺跡の広場として整備していますのでぜひ、出かけてみてくださいね。

 

二荒山神社はパワースポット

 

宇都宮市の歴史は古く、第10代の崇神(すじん)天皇の皇子、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が蝦夷(もともとは北海道だけではなく、東北地方や関東地方もえぞと呼ばれていました)平定のために開いたのが宇都宮だとか。実在する人物かどうかも定かではありませんが、開祖としてお祀りしたのが二荒神社です。日光市にある二荒山(ふたらさん)神社とは関係がなく、ふたあらやま、もしくはふたらやまと読みます。近年はパワー・スポットとしてじわり、じわりと人気が出てきています。こちらをお参りすれば下野(しもつけ)の国、栃木県全体に存在する幸福を授かれると言います。すごいですね。

 

コンパクト・シティを目指して

 

二荒山神社周辺は市街地の中心部ということもあり、いろいろな開発が進められています。2008年3月にはネットワーク型のコンパクト・シティを目指して第5次宇都宮市総合計画が策定、スタートしています。コンパクト・シティというのは文字どおり、コンパクトに集約した都市機能を持つ街のこと。日常の活動には徒歩または自転車で事足りるというもの。計画の一部として、既に二荒山神社前には24階建てのオフィスとマンションが入る複合ビルが誕生しています。

 

コンパクト・シティの目玉とも言えるのがLRT構想。Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)の略で、次世代型路面電車システムと訳されます。鉄道の定時性、快適性とバスの簡便性を併せ持つ乗り物で、従来の路面電車よりも軽量でスピードもあるのです。現在、広島市や岡山市など採用している地域はありますが、いずれも既存の設備を改良して造られているのです。宇都宮市では既存設備を延伸、改良することなく全線新線での開業を目指しています。構想的にもかなりの大規模なものを想定していて、市街地のほとんどを網羅することになるでしょう。

 

関東地方唯一のテクノポリス

 

新幹線や特急電車を利用すれば1時間ないしは1時間半ほどで都心まで出られるので、東京都の衛星都市としての側面もあります。関東地方では唯一、高度技術集積都市、テクノポリスにも指定されています。そのため各種メーカの研究所などが置かれ、一大工業都市が形成されているのです。LRT構想にももちろん、含まれています。

 

市内循環バス“きぶな”

 

しかし現在はまだ、自家用車に頼らざるを得ないのが実情です。バスは本数が少なく、終バスも早いので日常の足としては若干、不便かもしれませんが、市内循環バス“きぶな”があります。郷土玩具“きぶな”が車体に描かれている、愛らしいバスです。乗車料金は均一で\150。

\300で一日乗車券も購入できるので市内観光にはよいでしょう。

 

宇都宮タワーを擁する八幡山公園は桜の名所。なんと8000本ものソメイヨシノ、おまけに700株のツツジも植えられているのです。大型の複合遊具もあり、交通公園ではゴー・カート体験もできます。動物舎もあるので家族連れやデートにもオススメです。

 

使えるサイクル・ステーション

 

コンパクト・シティを目指す宇都宮市にはサイクリングの拠点となる、サイクル・ステーション、自転車の駅が30か所も設置されています。自転車の修理や調整はもちろん、シャワー・ルームなども完備しているので便利です。もちろん、レンタルもあります。コンビニなども併設されているので快適なサイクリングが楽しめそうですね。

 

ショッピング・スポット、カフェにバーも充実

 

ショッピング・スポットもたくさんありますよ。駅ビル、“パセオ”や“FKDショッピング・モール宇都宮インター・パーク”。うつのみや参道スクエアには“PARCO”もあります。マニアックなところでは猫ちゃんが店長を務めている猫関連の書籍が充実の“ロング・ブック・ステーション”も。

 

ショッピングに疲れたらカフェでお茶しながらまったりしてください。宇都宮はカフェの数が多いのです。なんと言っても街コンの先駆け、宮コン誕生の地ですから。この、宮コンのように宇都宮を表す単語は“宮”を使います。地元の人を宮っこ、路線バスをみやバスと呼びます。宇都宮を走る環状線も“宮環”と言うのです。

 

日中がカフェなら夜はバーです。市内38店舗のショット・バーが立ち上げた『宇都宮カクテル倶楽部』があり、カクテルの街としてもがんばっています。同市出身のサックス奏者、渡辺貞夫さんを輩出した街はジャズの普及にも力を入れていてカクテルにジャズ……となんともいい感じなのです。

 

雷とともに

 

首都圏にしては物価も安いので、戸建て住宅も多いですね。平地も多く、自然災害の少ない地域なので戸建てには向いているかもしれません。ただ、雷都と言われるだけあって雷は発生頻度、威力ともに半端ではありません。市内では落雷のおかげでしばしば電化製品が故障します。家電量販店などに行けば対策グッズが販売されていますのでチェックしてみてください。

 

自転車の街、宇都宮にはロード・レース・チーム、『宇都宮ブリッツェン』が拠点を置いていますが、ブリッツェンというのはドイツ語で雷光という意味なのです。10月下旬には『ジャパン・カップ・サイクル・ロード・レース』が開催されるのでチームの雄姿を目の当たりにできますよ。

 

宇都宮は魅力がいっぱい

 

工業都市として技術の最先端を担いながら歴史もあり、自然も豊かで物価も安い。魅力満載の街、それが宇都宮です。あえてご紹介しませんでしたが、餃子は言うまでもなく絶品ぞろいなのでぜひ、ご賞味くださいね。

ページの先頭へ戻る