栃木県の南端にある小山市は、人口も栃木県第二位。首都圏から移住してくる方も多い、元気な街です。その小山市で開かれる夏のイベントといったら「おやまサマーフェスティバル」そして「花火大会」と言われています。昔から市民に人気の … “小山の夏の恒例イベント【花火大会】!” の続きを読む
栃木県の南端にある小山市は、人口も栃木県第二位。首都圏から移住してくる方も多い、元気な街です。その小山市で開かれる夏のイベントといったら「おやまサマーフェスティバル」そして「花火大会」と言われています。昔から市民に人気の小山市の花火大会をご紹介致します。
【小山の花火大会とは】
「おやまサマーフェスティバル」は、毎回前日の「オープニングカーニバル」と一緒にセットで2日間行われます。そして花火はフェスティバル本番の夜と前夜祭の2回打ち上げられるのです。
今年は7月28日(土)の21:20~21:30の前夜祭・ミニ花火ショーと、29日(日)19:10~20:45の本番・花火大会となります。前夜祭の花火は10分間と、本当に短いのですが、実際小山花火ファンにとっては、この10分のミニ花火ショーは有り難いものなのです。
実は、このサマーフェスティバルで2日間ともお天気が良かったとはとても珍しいこと。前日or当日のどちらかに雨が降るということが多いのです。両日の花火とも「雨天決行」となっているので、台風にぶつからなければ花火大会は強行されます。でも花火大会に雨が降ると、盛り上がりには欠けますよね。ですから「明日の夜は雨が降るかも知れない」と思うと、前夜祭の10分間の花火ショーも見逃せないのです。
前夜雨が降っても「明日の花火大会が楽しみ」となるし、当日の花火大会で雨天の場合は「前夜祭で楽しんだから良かった」となります。お天気に左右される花火大会では、2日間花火が上がる「小山の花火大会」は花火ファンにとっても嬉しい構成と言われているのです。
【小山の花火大会の魅力】
7月の後半から8月にかけては、各地で花火大会が目白押しです。東京でも足立の花火(7/21) 葛飾納涼花火大会(7/24) 隅田川花火大会(7/28) 江戸川花火大会(8/4) 神宮外苑花火大会(8/4)etc…小山市の近くでも筑西市や下妻市、古河市でも花火大会が行われます。その中でも、小山の花火は結構人気です。その魅力とは・・・
○迫力満点、小山の花火!
何と言っても迫力があるのです。その理由の一つは「打ち上げ場所と観覧席がとても近い」ということ。花火会場は、小山市の市役所近く、観晃橋下流思川河畔です。この「思川(おもいがわ)」は、渡良瀬川支流の一級河川ですが、それほど河幅が広い訳ではありません。
小山の花火は打ち上げ数が20,000発なので大規模な花火大会と言えますが、その割には花火大会会場が比較的コンパクトなので、他の花火大会と比べても映像と音が近くにあり、間近で迫力を体感できると言われています。
○会場が分かりやすい
花火会場の観晃橋(かんこうばし)は、JR小山駅西口ロータリーから一本道で徒歩8分ととても便利な場所にあります。東京ならともかく、地方の花火大会は会場にたどり着くのが大変だと思った方も多いのではないでしょうか?
でも、小山の花火は大丈夫。人の波に沿って歩いていると、いつの間にか会場にたどり着いているというくらい、簡単なのです。
駅から会場に行く一本道の両側も様々な露天や道沿いにある酒屋さんやレストランからの出店もあって、とても賑やかです。お祭り定番のたこやきや焼きそば、綿菓子を楽しむのもよし、早目に小山駅について人気のレストランや食堂に入ってもよいかも知れません。
【小山の花火・アクセスは?】
一番おすすめなのは、電車を利用することです。JR小山駅は東北新幹線の他、宇都宮線や両毛線、水戸線など沢山の路線が通っていて、ターミナルステーションと言ってもよいでしょう。花火大会に合わせて臨時電車も出るので、そちらを利用するのが一番便利です。(前述のとおり駅から花火大会会場も近いです)
車で花火大会に来る場合は、駐車場が問題となります。花火大会会場と小山市役所はとても近いので「市役所の駐車場に止めれば良い」と思う方もいらっしゃるかも知れません。でも、一番大きな河川敷の駐車場は、花火大会の一部となっているので駐車場としては使えないのです。また、市役所本館前の駐車場は、工事中のためこちらも利用できせん。(何と!駐車場が発掘調査中なのです)
小山駅西側のコンビニやレストランでも、お客様が駐車場を使えないと困るということで、この日は何度もスタッフがチェックしているので、無断駐車は無理です。駅近辺ならコインパーキングもありますが、それも避けた方が良いでしょう。
そもそも花火会場付近は夕方18時から大きな交通規制が入ります。そして解除は22時ですから、厳しいですね。エリア内の小中学校がグランドを解放して無料駐車場となっていますから、そちらを利用するか、思い切って駅東側の有料駐車場に止めてから、少し散歩をするつもりで20~30分歩いて会場入りすると良いかも知れません。
【私がおすすめの観覧スポット】
小山の花火は、思川河川敷で行われますが、向きがあります。河川敷の東側から、花火が正面で見られるようにしてあるのです。つまり、観覧席は河川敷の東側、打ち上げ場所は河川敷の西側です。東側は小山市役所が、西側には白鴎大学大行寺キャンパスがあります。
私のおすすめは、この西側・白鴎大学大行寺キャンパス側から見る花火なのです。(大学内は花火打ち上げ場として、立ち入り禁止区域)この西側から見る花火は、本当に打ち上げ場所と近いので、迫力があります。圧巻と言ってもよいでしょう。
花火の地響きもさることながら、尺玉の破片が目の前に落ちてくるときもあって、驚きです。初めて西側で花火観覧した時は、感動しました。真っ暗な空から降ってくる尺玉の破片を拾ってみると、まだ生温かく焦げた臭いも残っていて「これは尺玉なんだ」と分かり、新しい花火大会の楽しみ方を知ったのです。
もちろん短所もあります。「仕掛け花火」が見られないのです。仕掛け花火とは、地上会場に事前にセットしておくもので、小山の花火大会でも毎回用意されています。特に人気なのは「ナイヤガラ」で、滝のように花火が横一列に輝き連なる様子は豪華絢爛。観客からいっせいに溜息と拍手がおこるのです。
この仕掛け花火は、東側の観客を想定しているので、河川敷西側では見ることもできません。西側にいるとフェスティバルの司会者の声と、向こう岸の人達の拍手が聞こえるだけなのです。花火が見えず、取り残された思いだけがあるので、これが残念と言えます。
【開催日が変わった小山の花火大会】
今回で67回をむかえる小山の花火大会ですが、最初からこの時期に開催していた訳ではありませんでした。以前は「送り盆」の時に合わせて行われていたのです。祖先の霊が帰ってくると言われているお盆は、日本の大切な風習の一つと言われています。
一般的には8月13日頃お墓に祖先の霊を迎えに行って(迎え盆)、16日に帰っていただくのです(送り盆)。魂が元の世界に戻るのを嫌がらないように、送り盆の時に鎮魂のために打ち上げられたのが「花火」とも言われ、小山の花火大会も長い間8月16日の送り盆の時に合わせて行われていました。
ところが、「お盆休みは車で実家に帰省」という習慣が出来たころから、小山の花火も大変な状態になってしまったのです。お盆で帰省した人々が東京方面に戻る8月16日、丁度小山を通るころに「小山の花火大会」が始まります。
車は渋滞して全然動かなくなること2時間。帰省の人達はもちろん、小山市民も困った状態が続きました。そんなことから、お盆とは関係ない7月の下旬に花火大会を移動して、フェスティバルと一緒に皆で楽しめるイベントとなり、人気も一層高まってきたのです。
今年は全国花火師の競演もある「小山の花火」。フィナーレが「ナイアガラ瀑布」という演目なので、思川の東側から見るか西側から見るか迷うところですが、前夜祭も含めてお天気に恵まれることを祈り、参加したいと思います。楽しみですね。
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