「床暖房って結局どうなの?」
「床暖房と全館空調の違いが知りたい。」
このように考えている方はけっこういるのではないでしょうか。
注文住宅を検討するときに床暖房の設置で悩む方は少なくありません。
そこで今回は、床暖房のメリットと全館空調との違いについて小山市の専門業者がご紹介します。
◻床暖房のメリット
床暖房のメリットはエアコンでは得られない温かさにあります。
ほとんどの方が床暖房と聞くと足元しか温まらないのではと疑問に感じるかもしれません。
実は、床暖房によって温まるのは床だけではありません。
床が温まることでそこから熱が発生し、その熱が壁や天井に伝わり、人と部屋全体を温めるという仕組みが床暖房にはあります。
この仕組みは輻射熱と言われています。
そのため、エアコンとは違い、部屋全体を均等に温められるということです。
また、床暖房は忙しい人にとってもおすすめかもしれません。
季節の変わり目に暖房器具を引っ張り出す、または片付けるなどの手間がなくなるからです。
収納する必要もないので場所を取ることもありません。
◻床暖房と全館空調の違い
床暖房のメリットを知っていただきましたが、なかには全館空調との違いを疑問に感じた方もいるのではないしょうか?
床暖房と全館空調はさまざまな点で異なりますが、ここではメンテナンス、寿命と耐久性、快適さの3点の違いをご紹介します。
*メンテナンス
全館空調は1ヶ月に1、2回のフィルター清掃、2、3年に1回の業者によるメンテナンス、約10年に1回のダクト清掃が必要です。
これに対し、床暖房は約10年に1回の不凍液の交換だけが必要です。
つまり、約10年間はなにもしなくて良いということです。
一目瞭然ですが、メンテナンスは床暖房のほうがとても楽と言えるでしょう。
*寿命と耐久性
全館空調の寿命や耐久性は一般的なエアコンとほとんど変わりません。
そのため、だいたい10~15年で本体を交換する必要が出てきます。
これに対し、配管の寿命が床暖房の寿命と言われています。
配管には基本的には長持ちする素材が使用されているので、30年以上持つと言われています。
*快適さ
先程ご紹介したように床暖房は輻射熱を利用するので部屋全体を温められます。
さらに部屋の空気をきれいなまま維持できるという特徴も持っています。
そのため、冬の快適さでは床暖房が上を言えるでしょう。
しかし、夏においては全館空調のほうが上です。
夏の快適さの基準は湿度だからです。
これらのことから快適さは季節によって変わるということです。
◻まとめ
ここまで床暖房のメリットと全館空調との違いについてご紹介してきました。
床暖房にしかない魅力的なメリットを知っていただけたでしょうか。
全館空調と比較してもメンテナンスが楽で長持ちするので注文住宅を検討している方は一度床暖房を検討してみてはどうでしょう。