注文住宅を購入したいが、予算を決める方法が分からないという方は多いでしょう。
予算を決めると言っても、ポイントを知っておかないと適切な資金計画が難しいです。
今回は、注文住宅を購入するときの予算の決め方と、決めた予算をオーバーしないようにする方法を紹介します。
□注文住宅を購入するときの予算の決め方
注文住宅の予算は、3つの手順に沿って決めていきます。
まずは、注文住宅の購入時に自身が出せる金額を決めましょう。
注文住宅を購入する際は、土地、住宅、完成後の引越し、家具の新調に資金が必要です。
住宅が一番費用がかかるものなので、まずは一番大きい住宅の費用の目安を決めていきましょう。これを決めるということは、他の部分のためにいくら手元に残しておくかを決めることにもなります。生活をしていくための予備費を踏まえて、住宅にかける金額と手元に残す金額を仮設定しましょう。
次に、住宅ローンで借りる金額を決定します。
ローン返済するためには、毎月の返済額を計画しておく必要があります。
また、毎月必ず返済できるように無理のない範囲で計画することが重要です。
最後が、自己資金と借入金額をもとに購入資金限度額を決めることです。
資金が必要になるのは注文住宅の購入費用だけではないことも、計算に含めておきましょう。
この3つのステップで、自身が家の購入に充てられる金額が明確になります。
これが明確になると、今後の方針が具体的に決めやすくなるでしょう。
□予算を超えないようにする方法
予算を決めても、ついついオーバーしてしまう場合があります。
そのようなことにならないためにも、気を付けることを3つ紹介します。
1つ目は、家の設計をシンプルにすることです。
間取りの設計が複雑な場合は、使用する建材や施工費用がかさみます。
シンプルな設計にすることで、その分の予算内に抑えられるでしょう。
例えば、コの字型の住宅設計よりも、正方形の住宅設計の方が予算は抑えられます。
2つ目は、設備や素材のグレードを下げることです。
注文住宅では、水回りの設備や素材のグレードを自分で選べることが多いです。
すべての箇所にグレードが高いものを選びすぎると、金額も高額になってしまいますよね。
自身の中には、優先順位が低い箇所があるはずです。
例えば、キッチンはこだわりたいけれど浴室は普通でいいという場合です。
耐久性や使いやすさは考慮した上で、優先順位の低い箇所はグレードを下げてみてはいかがでしょうか。
3つ目は、家の面積を小さめにすることです。
使用頻度が少なくなることが予想されている部屋の場合は、部屋の面積を狭くすることでその分の材料費や建築費が抑えられます。坪数を少なくすることで日常生活に支障が出ては意味がないので、どの部屋のどの箇所を小さくするかはじっくり吟味しましょう。
□まとめ
今回は注文住宅を購入するときの予算を決める方法と、決めた予算をオーバーしないようにする方法を紹介しました。
さまざまなことを自身で決められる注文住宅だからこそ、予算決めはとても重要です。
予算が曖昧だと、間取りや材質、設備のグレードに関わる部分が決めにくくなります。
スムーズに建築を進めるためにも、家族会議を行い事前に予算を明確にしておきましょう。
当社では予算に関する相談も承っているので、お気軽にお問い合わせください。