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■ 2021/04/26

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

雨漏りの危険性を最小限に!雨漏りしない注文住宅を建てるには?

目次

家を建てて数年が経つと、少しずつさまざまな場所の経年劣化が気になり出してきます。天井からの雨漏りも、気になる要素のひとつです。注文住宅を建てるときから雨漏りを意識しておくことで、雨漏りの危険性を最小限に留めることができます。

そこで今回は雨漏りの危険性についてや、雨漏りしない注文住宅を建てるためのポイントをご説明します。

□雨漏りの危険性を解説します!

雨漏りをすると雨が家に侵入して生活に支障が出るだけでなく、さまざまな部分に被害が広がります。ここでは、そんな雨漏りの危険性を3つご紹介します。

1つ目が、建材が腐ってしまうことです。

住宅は建材をつなぎ合わせて建設しているため、劣化や衝撃によってあらゆる場所に小さな隙間が生じてしまいます。それらの隙間を通って、雨水は屋内に侵入してきます。

日光の届かない家の内側まで雨水が入り込んだまま放置すると、木材腐朽菌が繁殖し、木材の腐食が進みます。雨漏りによる腐食が進むと、最悪の場合天井が抜け落ちたり、家が傾いたりといった、家の存続にかかわるような被害にまで発展することもあるため、注意が必要です。

2つ目が、シロアリに家を食べられることです。

雨漏りとシロアリがどう関係しているのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
シロアリは、湿気の多い木材が大好物です。そのため、雨漏りにより湿っている木材を放置しておくと、シロアリの住処になってしまう可能性が高くなります。

雨漏りは天井から発生するイメージが強いと思いますが、床でも雨漏りは発生します。例えば、外壁のひび割れや窓サッシの隙間と通って雨水が壁の中に浸入し、床に染み出してくるのです。このような地面近い場所で雨漏りが発生してしまうと、シロアリの被害を伴っているケースが多いです。

シロアリは、その駆除に数十万円かかることもあるので、もし雨漏りをしてもシロアリ被害にあわないために、新築時には防蟻処理は施しておくといいでしょう。

3つ目が、カビによる家具や健康の被害です。

天井や壁紙にできるシミによって雨漏りに気付く方が多いと思います。そのようなシミが目に見えるようになった時には、すでにその周辺にカビが発生している可能性が高いです。

カビは、木材や空気の汚れをエサにして繁殖します。
アレルギー感染症など、家族の健康に悪影響を及ぼす場合もあるため、カビは放置しないようにしましょう。特にお子様やペットがいらっしゃるご家庭では、アレルギーの原因となる可能性が高くなるので、事前に雨漏り対策をしておきましょう。

□雨漏りを防ぐために。新築時にできる対策方法とは?

では、雨漏りの対策として、注文住宅を新築する際にはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。ここでは3つのポイントをご紹介します。

1つ目が、屋根の勾配を適度にすることです。

屋根は、ある程度の勾配がないと雨水の流れが滞り、雨漏りの原因になりやすいです。緩い勾配では、棟やジョイント部分に水が侵入したり、屋根の表面に汚れが付着しやすくなったりします。金属系の屋根では1寸勾配以上、ストレート屋根では3寸勾配以上、瓦屋根では4寸勾配以上が目安として定められています。

また、屋上は屋根のように勾配がないため、しっかりと雨漏り対策を施す必要があります。屋上を検討中の方は、必ず屋上の施工実績が豊富にある会社に注文住宅を依頼するようにしましょう。雨漏りがおこりにくい施工実績があるため、信頼できます。

2つ目が、軒先を出すことです。

軒先が出ていない建物は、スタイリッシュで洗練された印象があるかもしれません。しかし、外壁の一番上の軒先と外壁の取り合い部分からの雨の侵入が多くなり、雨漏りのリスクが高くなります。
そのため、軒先は出すのがおすすめです。また、軒先は外壁に直接雨が当たることを防ぎ、外壁を長持ちさせる役割もあります。住宅づくりには、デザインと機能性のバランスが大切です。

3つ目が、軒樋(のきどい)は適度な大きさで外に出すことです。

軒樋(のきどい)は、軒先につけるのが一般的です。
しかし最近では、デザイン性の高さから、軒を屋根に入れ込む内樋や、軒の出がなく外壁面に樋をかけるものをよく見かけます。このような軒樋(のきどい)のつけ方は、砂や落ち葉が詰まりやすく、溢れた水が屋内に入り込むことがあります。

雨漏りの原因になりやすいため、軒樋は軒先に設置するのをおすすめします。

□まとめ

今回は、雨漏りの危険性や新築時にできる対策方法をご紹介しました。
雨漏りは、気づかないうちに住宅に大きな被害をもたらします。
注文住宅をご検討の方は、設計段階から機能性を重視してしっかりと対策しましょう。

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