2階建て以上の注文住宅をお考えの方は、階段を設置することになります。
階段の配置は、大きく分けて玄関ホールへの設置とリビングへの設置に分けられます。
その中でも今回は、リビングに階段を設けることの魅力やリビングの中での設置場所について解説します。
□リビング階段の魅力について
リビング階段の何よりの魅力は、家族でのコミュニケーションが発生しやすくなることです。
お子様が小さいときは、リビングで過ごすことが多いかと思いますが、中学生・高校生と思春期に入るにつれて、自分の部屋で過ごす時間が増えてくるでしょう。
玄関ホールに階段があると、帰宅後にリビングを通らずに自分の部屋に直通してしまう可能性が高まります。
一方リビング階段であれば、自分の部屋にいくために必ず親御様がいるリビングを通らなくてはならず、最低でも「ただいま」「おかえり」のコミュニケーションが生まれます。
また、玄関ホールに階段があると、冬場の玄関の冷たい空気がそのまま2階に伝わってしまいます。2階の部屋や寝室に行くたびに、寒い玄関を通らなくてはならないのは嫌ですよね。
リビング階段であればリビングとひと続きに階段があるので、その心配はありません。
□リビング階段はどこに設置する?
そんな魅力的なリビング階段ですが、リビングのどこに設置するのが良いのでしょうか。
3つのレイアウトパターンを見ていきましょう。
*リビングの入り口すぐに階段を設ける
リビングを大きく横切らずとも2階に上がれるのが特徴です。
お子様の友達などの来客時にも、それほど気を使うことなく2階の子供部屋に行けます。
また、リビングを横切らないため家族のプライバシーの確保もできます。
もちろんその分、リビング階段の持ち味であるコミュニケーションは減ってしまう可能性があります。とはいえ、リビングには入ってくるため、気づかないうちに帰宅していたというような心配はいらないでしょう。
また、リビングの端っこに階段を設置することで、家具の配置やレイアウトがしやすくなります。
*リビングの真ん中に階段を設ける
リビングの真ん中に階段があるため、リビング階段ならではのコミュニケーションは生まれやすくなります。生活の中心に階段があるため、自然と会話が発生することでしょう。
一方、リビングの中心に家具を配置できなくなるので、ソファやテーブル、テレビなどのメインとなる家具家電の配置に工夫が必要になります。また、階段に行くための動線も確保しなくてはならないので、動線上に家具を置かないことも大切です。
リビングに大きなスペースを要しますので、広いリビングを確保できるご家庭におすすめです。
*リビングの奥に階段を設ける
入り口からの距離が最も遠いので、お子様の帰宅後もコミュニケーションが取りやすいレイアウトになります。また、入り口に設けるのと同じく、端っこに階段があることで、家具家電のレイアウトがしやすくなります。
一方来客時には、お客様も気を使いますし、ご家族もプライバシーの確保が難しくなります。
□まとめ
今回は、注文住宅のリビング階段の魅力と、リビング内での階段の配置についてご紹介しました。リビング階段は、家族のコミュニケーションの機会が生まれやすくなるためおすすめです。
栃木市で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。