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■ 2022/10/22

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

平屋に中庭を取り入れて後悔しないためには?その対策やメリットをご紹介します!

目次

一戸建てはマンションとは違い、お庭を持つことができるのが魅力のひとつです。せっかく新築を建てるのであれば、中庭を取り入れてガーデニングをしたり子供達と遊んだりしたい方も多いでしょう。他にも、採光や通風を良くしたり、洗濯物を人目を気にせず干せたりなど作るメリットがたくさん存在します。しかし、作り方を間違えてしまうとメリットが台無しになり、反対に生活が不便になる可能性があります。

そこで、今回は中庭のある家で後悔するポイントと注意点をご紹介します。

平屋だけでなく2階建てでも中庭を作ろうかとお考えの方はぜひ参考にしてください。

□中庭のある家で後悔するポイントとは?

なぜ中庭を作って後悔する方が出てくるのでしょうか。

以下では、中庭を作って出てくるよくある後悔を順番にご紹介していきます。

1つ目は、動線が長くなる後悔です。

動線とは家の中で生活をしている人が家の中を移動する時に通るルートを線にしたものを指します。この動線は短くて効率的であればあるほど生活する上で無駄な動作が少なくなります。中庭を作ると建物の真ん中を突っ切ることができません。そのため、一般的な家と比べると中庭を迂回する分動線が長くなります。

2つ目は、生活スペースが狭くなる後悔です。

中庭の面積を確保するために生活スペースが狭くなってしまいます。どういうことかと言うと平屋を建てる場合、通常の状態でも2階建てよりも延べ床面積が大きくなってしまいます。その上中庭を作る面積を土地でまかなおうとするとコストが高くなりすぎてしまいます。そのため、生活するスペースを削って中庭を作ることになってしまいます。理想の間取りがあったり、広い生活スペースが欲しかったりする場合は十分に注意しましょう。

3つ目は、断熱効果が落ちる後悔です。

中庭を作ると、外と面する部分が多くなります。また、家の中で断熱性能が低い窓の総面積が広くなります。そのため、一般の家よりも断熱効果が落ちてしまいます。断熱効果が落ちてしまうと冷暖房効率が落ちてしまい、光熱費が高くなってしまいます。部屋間の温度差が大きくなって、ヒートショックの危険性も高まる恐れがあります。

4つ目は、お手入れが大変である後悔です。

中庭付きの家はおしゃれなイメージはありませんか。おしゃれな中庭というのはお手入れされている中庭であって、放置されていると雑草が増えておしゃれとはほど遠い中庭になってしまいます。中庭は家のさまざまな方向から見える場所ですので、清潔に保てるようにしましょう。

5つ目は、湿気が高くじめっとしやすくなる後悔です。

中庭は建物に囲まれているため湿気が溜まりやすいです。特に前日が雨だった日は、前日の水が溜まっておりじめじめしてしまいます。中庭で楽しむ目的で作っても湿気が高いと快適に楽しめませんよね。砂利をしいたり、排水溝を用意したりと水が中庭にとどまらないような工夫を施しましょう。

6つ目は、虫が多く繁殖してしまう後悔です。

植物があるとどうしても虫がよってきてしまいます。虫が多いと中庭に面する窓が開けられなくなり中庭の通風が良くなるメリットを享受できません。虫除けグッズや虫除けの効果がある植物を植えるなどして虫を寄せ付けないようにしましょう。

□中庭のある家のメリットとは?

後悔する点をご紹介しましたが、中庭はデメリットだけではありません。中庭を作るとさまざまなメリットがあります。どんなメリットがあるのか、以下で順番に見ていきましょう。

1つ目は、全ての部屋が明るくなることです。

中庭に面している部屋全てが明るくなります。このメリットは平屋にとって大きいです。平屋は2階建てに比べて高さが小さいです。そのため、周囲の建物が高いと家が影の中に入ってしまい部屋が暗くなってしまうことがあります。

しかし中庭があると家の中心から太陽光が入ってくるため家全体が明るくなります。加えて中庭側は完全なプライベート空間になります。そのため、人目を気にすることなく大きな窓を設置でき、大量の太陽光を取り入れられます。

2つ目は、風通しが良くなることです。

一般の家よりも窓の数が大きく増えます。そのため、風の通り道が増え通気性の良い家になります。風通しが良いと空気が新鮮になる他、開放的に感じられます。

3つ目は、人目を気にせず過ごせることです。

中庭は一切人目に入りません。まったりとコーヒーを楽しむも良し、家族でBBQをするも良し、さまざまな楽しみ方があります。また、小さいお子様を公園で遊ばせるのは不安だと感じる方は中庭で安心・安全に外で遊ばせられます。好きな時間に、すぐに、好きなことをアウトドアで感じられるプライベート空間は魅力的ではありませんか。

4つ目は、家の中でアウトドアが楽しめることです。

中庭がないとプールをするのにも、花火をするのにも、BBQをするのにも外に出る必要があります。わざわざ用意して遠い場所に行くのは面倒ですよね。中庭があれば外に出ずとも家の中でアウトドアを楽しめます。感染症で外に出るのが不安な今日でもアウトドアを安心して楽しめるのは嬉しいですね。

□中庭を作る際の注意点とは?

中庭の魅力が伝わったかと思います。

しかし、上でご紹介した通り中庭には後悔するポイントもたくさんあります。

そこで、後悔しないために中庭を作る際の注意点を以下で見ていきましょう。

1つ目は、動線をしっかり考えることです。

生活する上で中庭の周りを何度も往復しないように動線を考えて間取りを決めるようにしましょう。動線を良くするためには現在どのように生活しているのかを思い出して間取り図に落とし込んで実際に住んでみたらどうなるのかをイメージするようにしましょう。

2つ目は、家の配置を考えることです。

中庭を作るといっても窓の位置を間違えると外から家の全貌が丸見えになってしまいます。

周囲の建物から中庭の窓が見えないように家の配置を考えましょう。

3つ目は、価格が高くなる間取りがあることです。

雨の日でも中庭を使いたくて屋根を付けたいと考えている方は注意が必要です。屋根付きの中庭は固定資産税が高くなってしまいます。また、固定資産税だけでなく、建築費が高くなりますし、土地の面積が広いという制限があることも覚えておきましょう。

□中庭のある家で人気の間取りとは?

中庭を設ける際に悩むのが間取りです。

一般の家よりも動線に意識を向けた間取り構築が必要になってきます。

そこで中庭のある家で人気の高い間取りを以下で見ていきましょう。

1つ目は、水回りを1か所に集める間取りです。

水回りは家事に関わる場所になっています。庭を回らないといけないところに水回りが散在していると家事が非効率になってしまいます。特に洗濯にかかる時間と労力が非常に大きくなってしまいます。家事をより軽くするためには水回りだけでなく洗濯を干す場所、畳む場所、しまう場所を連ねて設置するようにしましょう。

2つ目は、リビングと中庭の高さを揃える間取りです。

中庭とリビングの高さを揃えると一体感が生まれ部屋が広く感じられます。また、段差がなくなるため中庭への出入りが簡単になります。お子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭はつまづく危険性が減り、使いやすい中庭になります。

□まとめ

中庭のある平屋の後悔しやすいポイント、注意点をご紹介しました。

せっかくの中庭も作り方を間違えると不便な間取りになってしまいます。

使い勝手もデザイン性も兼ね備えた中庭にするためにも、ご紹介した注意点を参考に家づくりを計画しましょう。中庭のある平屋をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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