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■ 2023/01/02

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

プライバシーに配慮した平屋とは?プライバシーを守る工夫をご紹介!

目次

平屋の新築を検討している人の中で、のメリットを知っていて、気に入っているものの、デメリットとしてあげられるプライバシーの面を心配されている方も多いのではないでしょうか。プライバシー面が気になるという、平屋のデメリットは頻繁に挙がる意見ですが、そのようなデメリットは平屋を設計する際のちょっとした工夫で克服することも可能です。本記事では、平屋のプライベート面が心配な方に向けて、デメリットの解決策となる工夫をご紹介し、平屋の新築を決めるきっかけにしていただきます。

□平屋で注意すべきデメリット4選

平屋を作る上でのデメリットとして、以下のような点が挙げられます。

*1. 広い土地が必要

平屋を作ろうと考えている場合、2階建ての家と比べて広い土地が必要となります。そのため、平屋の設計には土地の条件を考慮する必要があり、さまざまな制約がでてきます。

土地の面積が十分でない場合には、ご自身の望む場所に土地を取得できた場合でも、理想の間取りにすることが難しくなる場合があります。平屋を作ることを想定し、限られた予算の中で、平屋を作るために十分な広さを確保できる土地を選びましょう。

*2. 2階建ての家に比べて割高

平屋を建設する際には、通常の住宅を建設する場合に比べてより広い土地が必要となり、土地代が高くなるため、トータルではより多くの費用がかかることが多いです。土地と建物の費用のバランスを考えながら、十分に資金計画を練っておきましょう。

*3. 間取りに工夫が必要

平屋にはバルコニーがなく、屋外で洗濯物を干す必要があるため、プライバシー面を考慮した間取りの設計が必要です。中庭をつくって洗濯物を干すスペースにしたり、周囲からの視線から守ったりできるようなスペースを設計をしたりと、間取りを工夫することが求められます。

*4. プライバシーの確保

採光や風通しを考えて、窓を大きくした設計の場合、隣接する建物によっては、中の様子が見えてプライバシーの確保が難しい場合があります。プライバシーを確保するためには、カーテンを設置するのはもちろんのこと、窓の位置や間取りを工夫することが必要です。

□平屋におけるプライバシーの確保の問題

平屋におけるプライバシーの問題としては、外側からのプライバシーの確保、内部でのプライバシーの確保という2つの側面があります。

*外側のプライバシーの問題

・平屋の中の様子が外から見えてしまう

2階建ての家は、平屋よりも高い構造であるため、平屋の様子が2階から見えてしまう可能性があります。近隣の住民の方は、意図的に覗く気はなくても窓を開けた際に平屋の様子が見えてしまうこともあります。

・防犯における注意が必要

平屋は、2階建ての戸建て住宅にくらべて窓が侵入しやすい位置にある構造であるため、外から侵入されやすいです。強盗が住宅に不法侵入する際には、玄関よりも窓を壊されて侵入されるケースが多くあります。防犯面においては、2階建ての家より十分に気を付けて窓の配置設計をしなくてはなりません。

*内側のプライバシーの問題

・平屋内のプライバシーが守れない

平屋では、家族間におけるプライバシーを守ることが難しい場合もあります。2階がある住宅の場合は1階と2階で音や光が遮断されることで、2階で活動している家族の様子が1階の家族にまで伝わりにくくなっています。一方で、平屋の場合は、通常の住宅に比べて少ない部屋数になる傾向があるため、隣接している部屋同士で音や光がもれやすく、家族同士のプライバシーを確保することが難しくなります。

□平屋での外側のプライバシー対策

平屋において外側からのプライバシーを守る方法としては以下のような具体的な方法があります。

*1. 家の周囲を囲みすぎない

平屋は外から見えやすい作りであるため、多くの人は高いフェンスや植木などを利用して家を囲おうと考えます。しかし外部から家を遮断しすぎてしまうと、採光性が悪くなることに加え、外部の人に侵入された際に周りの人が侵入に気づきにくくなります。

防犯効果を高めるには、外部を完全に遮断する高いフェンスや植木はむしろ逆効果です。これを防ぐため、ある程度家が見える、適度なサイズの植木やフェンスを作ることで、プライバシーを確保した上で防犯対策を行いましょう。

*2.窓の防犯に注意する

平屋は、2階建てに比べて、数も多く大きさも大きな窓を持つ設計になることが多いです。そのため、道路に面した場所に大きな窓が配置されるような設計になることもあり、不法侵入されやすい作りになることがあります。

道路に近く、人目につきやすい場所に設置する窓は、高い位置に設置することで侵入経路を防いだり、合わせガラスをつけたりしましょう。近年では、明るい家を作った上で防犯対策も行えるため、天井部分に窓を設置して光や風を取り込むレイアウトも人気です。

*3. コの字型にする

平屋は直線上になっているような構造が多いですが、住宅の形を「コの字型」や「ロの字型」にすることで、よりプライバシーを確保できます。中庭に向かって大きな窓を設置すれば、外から見られにくくなり、道に面している窓も減るため防犯の対策になります。費用は一般的な平屋より高いですが、プライバシーを守り、防犯対策を行なったうえで、風通しや採光性の良い家を作れます。

*4. 軒を深くする

平屋で隣の家の2階から見られてしまうことへの対策として有効なのが、軒を深くすることです。軒を深くすることで、隣の家の2階から部屋を覗かれずプライバシーを守れます。軒を深くして、ベランダの内側にスペースを作ることで、外から見られてもその部分だけが見られるだけで済むこともあります。周囲の住民やご自身の家族が暮らしやすい家にするために、周りの方に配慮した設計にしましょう。

□平屋での内側のプライバシー対策

平屋の中で生活するご家族のプライバシーを十分に確保するために注意するべきことは以下のような点です。

*1. 広い部屋を作るように設計する

生活している家族のプライバシーを守るためには、部屋の広さを意識して設計しましょう。庭などの余分なスペースを作らず、平屋に使うための十分なスペースを確保した場合、家族がそれぞれ広い部屋を持てます。家の中で家族のプライベートを守ることを優先したい方は庭などにスペースを割くのではなく、十分に広い部屋を作ることを意識して設計しましょう。

*2. 廊下を作る

廊下はただ人が通るためだけの場所ではなく、部屋の音や光をそれぞれの部屋に伝えないようにする役割があります。より広い部屋を作るために、あえて廊下を作らないという方法もありますが、廊下がない場合にはそれぞれの部屋が隣接し、音や光が漏れてプライバシーを十分に確保することができません。

*3. リビングと寝室を離す

家族間のトラブルとして頻繁に挙げられるのはリビングの音が漏れて睡眠の妨げになることです。平屋は部屋同士が近い構造なので、平屋を設計する際にはリビングと寝室が離れたレイアウトにしましょう。

□まとめ

本記事では、平屋を検討される方の中で多く挙げられるプライバシー面についてのデメリットについてご紹介し、プライバシー面のデメリットを克服するための工夫をご紹介しました。平屋を作る際には、近隣の2階建ての家の方から生活空間が見えてしまう、防犯上の問題があるといったデメリットがあります。しかし、道路に面した窓の位置を工夫し、コの字型の平屋にすることで防犯に気をつけた暮らしやすい平屋を設計できます。当社では開放感のある平屋を提供しております。新しく平屋を建てたいとお考えの方はぜひご相談ください。

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