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■ 2023/05/09

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

土地が見つからない理由と対策についてご紹介します!

目次

注文住宅を建築する際には土地を見つける必要がありますが、希望の土地が中々見つからず苦労する方も多いです。また、そもそもどのようにして土地を探せばいいのか分からず、家づくりの計画が進まないというケースもあります。このような状況になってしまうといつ注文住宅を建てることができるのか分からなくなってしまうでしょう。

そこで、この記事では土地が見つからない理由と効率良く土地を見つけるための対策について、解説します。

□希望の土地が見つからない理由とは?

希望の土地が見つからない大きな理由として、いい条件の土地物件がそもそも公開されていないというケースが多いです。売主は土地の売却依頼を不動産会社に依頼することになりますが、不動産会社が土地を公開しなければ新着物件を目にすることはありません。しかし公開しなくとも土地を売却することは可能です。

なぜこのような仕組みが成立するのでしょうか。
この章で詳しく解説します。

*インターネットの情報公開されない

インターネットや宅建業者が閲覧できるレインズに公開するためには、売主と不動産会社との契約が「一般媒介契約以外」である必要があります。不動産一括査定サイトの「すまいステップ」が公開しているデータによると、一般媒介契約は全体の18.1%となっており、約2割の新着物件が公開されていない可能性があります。そのため、知らない所で土地の取引が完了している可能性があることを知っておく必要があるでしょう。

(参考サイト:不動産売却経験者1500人に聞いた!「売却理由」や「売却完了期間」などアンケート結果を公開!

*不動産会社が購入する

新着物件を目にすることなく取引が完了するケースとして、売主が依頼した不動産会社が直接購入するというケースがあります。希望エリアに突然建築条件付きの土地が公開されることがありますが、このケースが多いです。こういった取引は、土地が大きすぎて一般人では購入できないケースや秘密裏に売却したいという希望が売主にあるケースなどが考えられます。

また、売主にとっても仲介手数料がかからないというメリットがあるため、よく利用される販売プランだといえます。そのため、土地を探している一般の買手には情報が回ることなく取引成立となってしまいます。

 

□自分好みの土地を見つけるにはどうすれば良い?

希望に合った土地を見つけるためにはポイントがあり、闇雲に土地を探しても見つからないことが多いです。

そこで、この章では自分好みの土地を見つけるポイントについて解説します。

*複数の不動産会社に依頼する

インターネットに情報公開されないケースについて前述しましたが、多くの不動産会社とコンタクトを取ることでそういった非公開物件の情報を入手することができます。そのため、複数の不動産会社に土地捜索を依頼するのがポイントです。ただし、依頼した不動産会社の数だけ営業を受けることになり、さらに同じ情報ばかりが送られるケースも多いです。そのため、HPなどを確認して事例が多かったり信頼できそうだと感じたりした不動産会社を厳選し、2~3社に絞るのがおすすめです。

*100点を目指さない

そもそも自分の希望を100%満たすような土地はないと考えるべきです。
「駅から近く、道は広く明るく安全だけれど、静かで安い土地」
そのような土地があれば確実に不動産会社が購入するからです。また、不動産会社と同タイミングで情報を得たとしても、現金一括で支払う能力がなければ不動産会社に勝つことは難しいでしょう。そのため、要望を整理した上で70点以上の土地を探すようにするのがポイントです。

*自分で歩いて探してみる

希望エリアを歩いていると、空き家や空き地を見つけることもできます。その場合は土地捜索を依頼している不動産会社に相談し、売却してくれないか交渉を依頼しましょう。タイミングが良ければ売却してくれることもあります。また、町を実際に歩いてみることで希望条件が変わることもあります。その結果これまで検討から外していた土地が魅力的になることも多いです。

□土地を見つけやすくするコツは?

希望通りの土地を見つけるためには、いくつかコツがあります。そのため、土地探しをスタートする前にはこの章で解説するコツを事前に押さえ、後悔のない土地探しをしましょう。

*希望に優先順位をつける

希望条件を全て満たす土地を探した場合、ほとんどの物件は検討から外れてしまうでしょう。そのため、まずは希望条件を全て洗い出し、その上で「絶対に譲れない条件」をピックアップすることが重要です。そして、ピックアップした情報をクリアしている土地を優先的に検討するのがコツです。そうすることで検討できる物件が増え、結果的に土地を見つけやすくなるでしょう。

*決断できる状況を作る

土地を購入するためには「決断できる状況作り」が重要です。たとえば予算もハウスメーカーも決まっていない状態で土地を探し、希望通りの土地が見つかったとしても購入を決断するのは難しいでしょう。

そのため、まずは希望条件を整理した上で資金計画を行い、ハウスメーカーと建物プランを決めるというステップを先に終わらせましょう。その後に土地探しをすることで、決断できる要素を全て揃えることができます。

*「土地の取り置きはできない」ことを知る

たとえば車や時計を購入する場合、取り置きしてもらいながら他の商品を検討することは可能です。しかし不動産は購入申込書を提出する以外に物件を商談中にする方法はなく、そして申込書を提出した場合は売買契約まで進んでしまいます。

また、申込をキャンセルすることは可能ですが、大きなトラブルに発展することも少なくありません。そのため、安全に土地取引を成立するためにも「土地の取り置きはできない」という事実を知っておきましょう。

□土地探しを工務店に依頼することのメリットとは?

土地探しを不動産会社ではなく工務店に依頼するケースもありますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

この章で詳しく解説します。

*仲介手数料を削減できる可能性がある

不動産会社の収益は仲介手数料となるため、建築条件付きの土地や仲介手数料が支払われない土地を紹介しない可能性もあります。しかし工務店の収益は建物の利益となるため、仲介手数料を請求されることがありません。そのため、工務店に土地探しを依頼することはコスト削減という意味でメリットがあるといえるでしょう。

*建物プランと予算を合わせて検討できる

不動産会社は土地の価格と大きさ、要望をベースに土地捜索をしますが、工務店は全体の予算や建物プランを土地捜索に含めることができ、土地の検討スピードが速くなるというメリットがあります。

□どうしても土地が見つからなければどうすれば良い?

どうしても土地が見つからない場合の対処法はあるのでしょうか。
この章では土地捜索が長期間に及んでいる人向けに、見つからない場合の対処法について解説します。

*優先順位を再検討する

絶対に譲れない条件が多すぎる場合や現実的ではない場合、土地探しは難航します。そのため、土地が見つからない場合は条件の精査をする頻度を上げてみましょう。1つの条件を変えるだけでも土地は見つかりやすくなります。

*時期を変える

長期間土地を探しても条件を変えても見つからない場合は、時期を半年ほどずらしてみるという方法もあります。継続して探すのとは違い、心機一転して探すことで土地の見方が変わることもあるからです。そのため、一旦仕切り直すという方法もあることを知っておきましょう。

□まとめ

注文住宅は全ての不動産購入において最も難しいと言われており、その理由は土地捜索が難しいからとされています。その理由として公開されずに取引される土地があったり、不動産会社が直接購入するという仕組みが挙げられます。また、自身の要望が高望みすぎるという点も土地が見つからない要因になるでしょう。そのため、この記事で解説したポイントを押さえ、失敗のない土地探しをしましょう。

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