これから家を建てることを考えているあなたは、住み心地の良さだけでなく、環境にも配慮した家づくりをしたいと思っているかもしれません。

断熱性能は、住まいの快適性と省エネ性能を大きく左右する重要な要素です。
しかし、断熱性能等級やUA値、ηAC値といった専門用語に戸惑い、どの程度の断熱性能が必要なのか、メリットやデメリット、選び方のポイントがわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、断熱性能等級についてわかりやすく解説します。

□断熱性能等級を知ることは、快適な暮らしと地球環境を守る第一歩

断熱性能等級とは、住宅の断熱性能を示す指標であり、数字が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。
近年、省エネ意識の高まりや地球温暖化対策として、断熱等級は重要な要素となりつつあります。

1: 断熱性能等級は、国土交通省が定めた「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」に基づいて、住宅の断熱性能を7段階で評価するものです。

2: 数字が大きいほど、外気温の影響を受けにくく、冬は暖かく夏は涼しい快適な住空間を実現できます。
また、冷暖房効率が向上し、光熱費の削減にもつながります。

3: さらに、断熱性能を高めることは、地球温暖化対策にも有効です。
エネルギー消費量を抑制することで、CO2排出量を減らし、地球環境保護に貢献できます。

 

 

□断熱性能等級の種類と特徴を詳しく解説

断熱性能等級は、1～7までの7段階に分類され、それぞれが異なる断熱性能と省エネ性能を備えています。

1: 断熱等級1は、最も低いレベルの断熱性能を示し、断熱等級7は最も高いレベルの断熱性能を示します。

2: 現在、断熱等級4は、新築住宅における最低基準となっています。
しかし、2025年以降は断熱等級4以上が、2030年以降は断熱等級5以上が義務付けられる予定です。

3: より高い断熱性能を求める場合は、断熱等級6や7を選ぶことも可能です。
断熱等級6は、HEAT20（一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会）のG2レベル相当、断熱等級7はHEAT20のG3レベル相当の断熱性能を備えています。

□まとめ

断熱性能等級は、住宅の快適性、省エネ性、環境への配慮という、住まいにとって重要な要素を総合的に評価する指標です。

断熱性能等級を理解することで、快適で地球にやさしい家づくりを実現できます。
これから家を建てる方は、断熱性能等級を考慮し、自分にとって最適な住宅を選びましょう。
宇都宮市・栃木市・小山市周辺で家づくりについて相談があるときは、当社までご連絡ください。